Miss Teapot

ミス・ティーポット

ミス・ティーポットがサンクチュアリにやってきたのは2024年の5月。オレンジ色のペルシャ猫で、そのふわふわな毛に包まれた顔は、赤みと腫れが目立っていました。元々はシェルターに持ち込まれ、殺処分の予定が立てられていましたが、そこで働く心優しいスタッフのおかげで命をつなぐことができました。その後、Yuma Purr Projectが引き取ったのですが、原因がなかなか見つからず、サンサンにバトンタッチされてきました。

ずっと気になっていた顔の赤みと腫れの原因は、ペルシャ猫に多い顔面皮膚炎でした。今では毎日優しく顔を拭いてお手入れし、大きな炎症は落ち着いてきています。再発することもあり、お顔を触られるのが苦手な日も。でも、信頼してくれているからこそ、毎日優しくケアをさせてくれます。

そんな彼女は、まさに「サンサン」の精神そのもの。やさしい日差しの中でごろーんとくつろぎ、おっとりマイペースに過ごすその姿は、「何もしない贅沢」を教えてくれます。全く手がかからない存在で、どこか達観したような落ち着きと、じんわりと心に沁みる可愛らしさを持っています。

今日ものんびり、日向ぼっこしながらごはんを待つミス・ティーポット。彼女と過ごす時間は、なんでもない日常を特別に変えてくれます。